「二本立て」@なかの芸能小劇場

ぬう生 「おばさんドライバー」(?)
天どん 「紺屋高尾」
お仲入り
モロ 「サラリーマン落語/寝床」
天どん 「芝浜」


どうせなら、カツゴローの大工バージョンも改作すればいいのに。【おばさんドライバー/ぬう生】ぬう生さんの少し後ろ向きっぽいキャラが活きている新作。この路線がいいのかも。基本的、内法系噺家と思うけど、いきなり表面張力的におもしろさが膨れて、こぼれることがありそうなかんじがしたなー。【紺屋高尾/天どん】何度か聞いているのですが、あまり印象に残らない天どんさんの「紺屋高尾」演じ手の問題じゃなく、聞いている私もあんまり好きじゃないのかも、この噺。【寝床/モロ】モロ師岡さん。この間、ノラやさんで聞いたばっかですが、おかしい。モロさん独特のジミジミしたおもしろさだなー。日本のサラリーマンの70%がジミジミしているので、このジミジミしたトーンがすごいあっている。【芝浜/天どん】そうそう、最後の大晦日のシーンで、奥さんが子どもができていることを明かすシーンがある限り、アラサー、アラフォーあたりの設定がちょうどいい勝五郎の年齢設定があっているわけよ、と思う。天どんさん以外の噺家さんの「芝浜」は、なんか50代くらいに思うンだよね〜。新作を掛ける噺家さんって、古典も一度解体して考えるンだろうな。