_000「おのれナポレオン」@東京芸術劇場

チケ難がネットでも言われた芝居だけど蓋を開けたら、ヅカの当日券レベルのチケ難でした*1。さすがに制作サイドも考えているのだろうな、と思った。補助席と立ち見(1階席、2階席)を用意。当日100人行くか行かないかは知らないが50名以上は、当日券にありつけるようになっていると思われます。会社では自分以外に、芝居・落語をコンスタントに見ている人間がいないので(映画はいると思うけど)、世の中、芝居好きのヒトっていっぱいいるのね〜、と改めて思ってしまった。なんとなく、4月の半ばに「村上春樹好きってたくさんいるのね〜」みたいなもんなのかな、これ。
役者・野田秀樹×演出・三谷幸喜なとこが話題なんすかね。おもしろさは想定内でした。浅利陽介くんがよかった。子役出身でしっかり芝居も出来る貴重な役者さんになっていっていると思う。この調子で30、40になっていくのが楽しみ。天海さんはシーンによっては、ホントに男役だな〜と感心したりしてしまった。オフィーリアくらい可憐な役をやったら、どうなるのか気になる。あと、胸の谷間、ヅカ式にシャドウ入れてて(たぶんね)笑ったな。
このタイトル「おのれナポレオン」ってゴロがいいから、そうなんだろうけど、内容を知ったら「おのれナポレオンめっ!」ってしたいよな、実際のとこ。ダサイけど。最後の最後のそこまで、そこまでもが死して数十年経っても自分たちはナポレオンのヤツに操られてたのか!と知った時のくやしさが「めっ!」に込められいるイメージです。三谷幸喜さんはどういうかんじで執筆されているのかは存じ上げないが、脚本の構成がうまいよな、と毎回思う。

*1:ヅカの当日券レベル→本人のヤル気で、当日券観劇は可能なレベル