「ボクの四谷怪談」@渋谷・シアターコクーン

鶴屋南北四谷怪談を現代(と言っても70年代)に置き換えた橋本治脚本を蜷川さんが演出。まず、ターコさまがステキ。というか、タカラヅカの男役トップを経験したオーラって一生放たれるのね、と思った。3幕で13:00開演の終演16:30。休憩2回となると寝るな…と思ったけど、そんなこともなく、歌舞伎を見たことがあったせいもあり、意外に長さはきにならなかった。この四谷怪談は、伊右衛門が職ナシになって、モノトリアム状態の中、自問自答する物語だと思ったわ。煮え切らない男、四谷伊右衛門。歌舞伎は、妻・お岩の方に目が行ってたから、そう考えたことなかったけど。「俺は誰だー!」みたいなの、歌舞伎ってよくあることなのかしらね?「天日坊」でも同じようなこと言ってたよね?