_000「五派で深夜」

宮治 「ちりとてちん
談吉「野ざらし
愛九 「狸札」
三度 「大阪の虹」「ポイポイポイ」」*1
めぐろ 「進路相談」

三度さんは去年この会に出てたのを逃しているので、ちょっと行っておかないと!と思って、小雨降るなら少々早めに並ぶ。寒かった。行列に若い子(新卒系のブラックスーツ)が「え〜何?これ」「わ〜人気」とかビビットに反応してた。やっぱ人気なのか?落語?
宮治さんはオジサンのアイドル。なんだろう。こんなにオジサン喜ばせる青年が平成も28年たっているのに存在するなんて!!!「(宮治に)オヤジまっしぐら!」って、ネコ缶のようなキャッチコピーが浮かんだ。談吉さんは初。「野ざらし」はここ最近聞かないネタ…と思ってたけど、そうでもないのか???立川流の若手=個性爆発!印象だったけど*2、すごくスタンダードな元気な噺家さんなんだね。愛九さんは36日目の二つ目さん。小劇場にいそうな役者っぽい顔つきだな〜。すごく客席を探っているかんじ。三度さんは場慣れしているというか、テレビなんかで大人数に立つことが多かったンだろうな…と思った。寄席でやる噺家さんって、たいていお客さんの波長を読みまくるかんじするけど、三度さんは自分のペースが完全に出来ている気がした。そこがテレビの公開番組見ているかんじっぽかった。流れつくれちゃうのはすごいこと。やっている自分がイチバン楽しい!みたいなとこも感じたな。めぐろさんは、のらりくらりとやっている様がよかったな。よくやる辞典ネタから有名女子校受験希望のニューハーフの男子中学生の噺に。噺のつくりで、すごいうまいな…と思ったのは「この食べものの中で違うのはどれでしょう」という設問に、野菜に交じる果物でなく、味の苦さで答えを選ぶとこ。この視点の差がニューハーフ設定の中学とかぶっている。三度さんも、めぐろさんも新作がショートなかんじだったけど、マクラというか小噺とつなげてやったりも出来るし、オナカいっぱいなメインディッシュな新作でなく、前菜のような小気味いいものでも、いいわけね!と発見だったな。

*1:演目が出てなかったので、新作は適当につけてます

*2:どんなバイヤスを、どこでかけられているのだろうか?